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ベルコシティホール博多の家族葬の口コミ

福岡市のベルコシティホール博多で家族葬を行った遺族の体験を紹介します。

スタッフの対応、施設の雰囲気、式の流れ、葬儀後の心の整理までが丁寧に記されており、深い悲しみのなかで静かに大切な人を見送る様子が伝わってきます。

家族葬を検討している方にとって、現場のリアルな声として参考になる内容です。

>ベルコの口コミ

体験談

病院での別れと葬儀社への連絡

おばあちゃんは福岡市内の総合病院で息を引き取りました。病名は老衰に近いもので、ここ数ヶ月は入退院を繰り返しながらも、自宅での穏やかな時間を大事に過ごしていました。最期のときも、家族が見守る中で静かに旅立っていきました。

私は、幼い頃からおばあちゃんっ子でおばあちゃんと過ごした時間は兄弟の中でも1番長くずっと一緒にいました。
しかし、就職してからは忙しく滅多に会いに行くことができない日々が続きました。
会いに行けないことが多くなっても、会えば幼かった時のように豪華な食事を用意してくれたり、色んな話をおばあちゃんには相談できました。

そんなある日、お母さんから「おばあちゃんが入院する、さっき救急車で運ばれた」と連絡がきて頭が真っ白になり、パニックになったことを覚えています。

そこから毎日睡眠時間削りながらおばあちゃんに会いに病院に通いました。
あんなに元気で、可愛い笑顔だったおばあちゃんが沢山の管に繋がれている姿は、見ていられませんでした。
そして、体は良くなることはなくずっと危ない状況でした。

病院にいる間、うちに帰りたいとずっと言っているおばあちゃん。
おばあちゃんの希望を叶えるため、病院での治療はやめ、自宅で過ごすことを決めました。

自宅に帰ってから5日がたった日に急におばあちゃんの体調が急変しました。
その時私は仕事で、おばあちゃんの家までは車で2時間半かかります。
母から「おばあちゃんが危ない、今日になるかもしれない」と連絡があり慌てておばあちゃんの家に向かいました。
まだまだおばあちゃんに聞いて欲しかった話や、伝えたいことがたくさんあるのに、という気持ちがいっぱいでした。
絶対間に合いたい。そう願いながら向かいました。

着くとそこには先生や家族に見守られながら懸命に生きているおばあちゃんがいました。
私はずっと大好きだったおばあちゃんの手の温もりを感じることができました。そしておばあちゃんへ感謝の言葉をかけることができました。
私が到着してから10分ほどでおばあちゃんは息を引き取りました。

先生から「死亡確認」がされると、看護師さんから「葬儀社の手配をお願いします」と言われました。以前から検討していた「小さなお葬式」を通じて、福岡市博多区の「ベルコシティホール博多」で家族葬を行うことにしました。

まだ現実を受け入れられずパニックになっている私に、深夜の電話にも関わらず、オペレーターの方は非常に落ち着いた声でゆっくりお話をきてくださり、葬儀の流れや必要な手配を一つずつ説明してくれました。

搬送と安置 、深夜の静かな移動

連絡してから約1時間後、おばあちゃんの家に搬送車が到着しました。ドライバーの方は淡々とした中にも礼儀があり、静かな空気を崩さない配慮が感じられました。病院からベルコシティホール博多まではおよそ30分の移動でしたが、車内は暗すぎず、間接照明のような優しい灯りがあり、心を落ち着ける空間でした。

ホールは博多駅から車で15分ほどの距離にあり、幹線道路沿いながらも騒がしさは感じません。外観はモダンで白を基調としたデザイン。深夜の到着でしたが、スタッフがホール前で待っていてくださり、安置室へとすぐ案内されました。

遺体の安置後、家族で短く手を合わせる時間を取ってもらえました。たくさん思いを伝えました。その後、スタッフの方がおばあちゃんの状態を整えてくれている間、控室で温かいお茶とおしぼりをいただき、深夜にも関わらず丁寧なおもてなしに少し心が和みました。

打ち合わせと式の準備

翌朝、ホール内の相談室で正式な打ち合わせを行いました。担当の方は落ち着いた年配の男性で、形式的な言葉よりも柔らかく日常的な口調で話してくださったことが、家族にとって安心材料でした。

プランは「小さなお葬式」の中でも家族葬向けの標準プラン。祭壇はシンプルな白を基調とし、控えめながらも品のある装花が配置されていました。パンフレットで見たよりも実際の祭壇は広く、清潔感もあり、思っていた以上の内容で驚きました。

火葬場の手配や式のスケジュールについてもすべてお任せでき、役所への死亡届の提出も代行してくれるとのこと。喪主である父はそのことに深く安堵していました。特に感心したのは、必要な物の一覧をA4用紙で印刷して渡してくれたことです。香典の準備や服装、時間配分まで明記されていて、家族全員が迷うことなく動けました。

通夜 、家族だけの静かな時間

通夜は午後6時から始まりました。参列者は家族7名のみ。スタッフが簡単に流れを説明してくださり、その後はおばあちゃんの前でお焼香をして、それぞれが思い思いにおばあちゃんとの別れの時間を過ごしました。泣きすぎてキチンと覚えいませんが、家族7人おばあちゃんに想いを伝えていました。

ベルコシティホール博多の式場は、広すぎず狭すぎず、家族葬にはちょうどいいサイズ感でした。音響や照明も過剰ではなく、落ち着いた雰囲気がありました。通夜の最後には、スタッフがおばあちゃんの思い出を語る時間を少し作ってくれました。「形式にとらわれず、ゆっくりお過ごしください」と言われたのが印象的で、気持ちがほぐれました。
そこでおばあちゃんとの思い出をみんなで話しました。

通夜料理は斎場で頼まず、近くの和食店で軽く夕食をとりました。博多駅に近い立地だったため、選択肢は多く、家族だけで静かに思い出話をするにはぴったりの場所が見つかりました。

葬儀・告別式、最後のお別れ

翌朝9時から葬儀・告別式を執り行いました。司会進行もスタッフの方が務め、必要最低限の説明とともに、おばあちゃんを偲ぶ時間を丁寧に取ってくださいました。お坊さんは呼ばず、宗教的な儀式は省略し、家族で手を合わせる静かな式に。

棺の中に手紙やお花を納める時間もたっぷり設けてくださり、「急かされることがない」ことがとてもありがたかったです。おばあちゃんの好きだった花(カーネーションと白いユリ)を入れるとき、スタッフがそっと手を添えてくれたのも心に残っています。

また、おばあちゃんが大好きだった本と私が書いた手紙を入れました。
最後のお別れの言葉を伝えたとき、静かに流れるBGMがとても優しく、涙を誘うような演出でした。感情を大切にしてくれる空間作りが、このホールの良さだと感じました。
綺麗におめかししてもらったおばあちゃんは、とても綺麗で美しいかったです。

火葬と収骨 、締めくくりの静けさ

葬儀の後は、福岡市立博多斎場へ移動しました。霊柩車とマイクロバスを用意してもらい、家族全員で移動しました。
火葬場のスタッフも丁寧で、初めての方にも安心できる対応でした。
火葬の間は1時間ほどの待ち時間。
ホールには広めの待合室があり、自動販売機や畳敷きの休憩スペースもあって、高齢の家族にもありがたかったです。
静かな空間で、おばあちゃんとの思い出を語り合いながら過ごしました。

収骨の際には、骨の説明や拾い方についても詳しく教えてくれました。喪主の父が少し緊張している様子を見て、スタッフが「慌てなくて大丈夫ですよ」と声をかけてくれたのが印象的でした。こういう一言が、どれほど救われるか、やってみて初めてわかりました。

火葬して骨になって帰ってきたおばあちゃん。
やっぱりまだ受け入れることができませんでした。
私は見ていられず、少し外の空気を吸いにいきました。
すると別のスタッフの方が様子を見にきてくださりました。
そのスタッフの方に「骨になったことを受け入れられる方がすごいんですよ。私は沢山の方のこの瞬間見てますが一度も慣れたことないんです。」と私に優しく寄り添ってくださいました。
「ただ、ずっと泣いているのはおばあさまも心配しちゃいますよ、笑顔でいて欲しいと思いますよ」と言ってくださり、もう一度おばあちゃんの元へ戻ることができました。

葬儀後のフォローと実感

葬儀が終わってから、スタッフから「今後の手続き一覧」と「相談窓口の案内」をもらいました。相続のことや遺品整理についても、希望があれば専門家を紹介してくれるそうです。すべて任せるつもりはありませんでしたが、「何かあったときはここに連絡すればいい」と思えるのは、心の支えになりました。

数日経って、ふとした瞬間に「あの送り方でよかったのだろうか」と思うこともありました。でも、家族全員が落ち着いて、静かに見送ることができた。それが何よりの供養だったのだと今は思います。

終わってみての感想

「ベルコシティホール博多」での家族葬は、思っていた以上に心に残る体験でした。豪華ではありませんが、過不足のない配慮と、静けさの中にある優しさが随所にありました。スタッフの所作ひとつひとつが丁寧で、何より“急かされない”という点が、家族にとって非常に大きな救いでした。

派手な演出や大勢の参列者はいなくても、おばあちゃんとの最後の時間を、深く、静かに過ごせる。それが家族葬の良さであり、このホールの魅力でもあります。

また何より、素敵なスタッフの方ばかりです。
葬式という沢山の人の想いが溢れる空間で、沢山の人がキチンと見送ることができるのは、いい意味で感情持たずにサポートしてくだっさた「ベルコシティ博多」の皆様のおかげであると感じています。

そして、家族葬をとったこともとてもよかったと感じています。本当の思いをおばあちゃんの伝えることができたのは、家族葬にして家族だけで思い出を語ったりできたからだと感じております。

素敵な葬儀場におばあちゃんをお任せできてよかったです。

これから家族葬を検討される方には、ぜひ「自分たちらしい送り方」を重視していただきたい。そして、その実現を支えてくれる場所として「ベルコシティホール博多」は、とても信頼できる選択肢の一つだと感じました。

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