セレモニー目黒（目黒区区民斎場）

セレモニー目黒は目黒区民が利用できる公営斎場で、家族葬や一日葬、直葬など多様な葬儀に対応し、宗教形式を問わず利用可能です。
式場や控室、会食室など必要な設備が整っており、バリアフリーにも対応しています。
火葬は桐ヶ谷斎場など近隣の火葬場を利用します。

セレモニー目黒の概要

目黒区にある「セレモニー目黒」は、地域住民に向けて運営されている公営斎場です。
目黒区民が安心して利用できるよう、費用を抑えた設計やバリアフリー対応など、さまざまな配慮がされています。

セレモニー目黒の基本情報

セレモニー目黒は、目黒区八雲の「めぐろ区民キャンパス」内にあります。
地下1階に位置し、地上からの導線も明快です。

アクセス方法

• 東急東横線「都立大学駅」北口から徒歩7分

• 近隣にはバス停もあり、公共交通機関を使っての移動が便利です

住所
東京都目黒区八雲1-1-9 めぐろ区民キャンパス地下1階

駐車場情報

• 敷地内には10台分の専用駐車スペースがあります

• 利用は親族や関係者用に限定されており、一般会葬者の駐車はできません

来場者が多い場合や公共交通を利用できる方には、電車やバスでのアクセスが推奨されています。

目黒区民が使える公営斎場

セレモニー目黒は、目黒区民に特化した公営施設です。
民間の斎場と比べて、利用料金が抑えられており、必要最低限の設備はすべて整っています。

少人数の家族葬から一般葬まで対応

参列者が5名程度の直葬から、30～40名程度の家族葬・一般葬まで幅広く利用できます。
式場は2室あり、それぞれ42席まで対応可能なため、葬儀の規模に合わせて調整が可能です。
故人や遺族の希望に寄り添った柔軟な対応が魅力です。

宗教形式を問わない自由な葬儀スタイル

宗教や宗派を限定しない点も公営ならではの特徴です。

対応している主な葬儀形式

• 仏式

• 神式

• キリスト教式

• 創価学会友人葬

• 無宗教葬

さまざまな信仰や考え方を尊重し、形式にとらわれず、故人らしいお別れができます。

施設と設備の詳細

セレモニー目黒は、機能性と快適性を重視した設計がされています。
斎場として必要な設備が過不足なく整っており、公営でありながら質の高い空間が整っています。

式場の広さと収容人数

式場は「椎（しい）」と「銀杏（いちょう）」の2室で構成されています。
いずれも77㎡の広さで、椅子席は最大42名まで収容可能です。
空間にゆとりがあるため、落ち着いた雰囲気で葬儀を執り行うことができます。

間取り

• 間口 約6m

• 奥行 約12m

2室を連続利用することも可能で、通夜・告別式にそれぞれ使用するケースもあります。

親族控室や会食スペース

式場以外にも、親族や参列者のための控室が用意されています。

控室の構成

• 和室（6畳）×2室

• 洋室（30席）×2室

• 式師控室（3畳）×2室

洋室は待合室としても、通夜後の会食にも使用できます。
立食形式なら最大40名まで利用できるため、人数に応じた対応が可能です。

高齢者や子どもへの配慮

施設全体がバリアフリー仕様になっており、車椅子での移動もスムーズです。
エレベーターも完備されているため、高齢者や体力に不安のある方でも安心して利用できます。
式場や控室はすべて椅子席のため、足腰に負担がかからないのも利点です。

霊安室がない場合の対応

セレモニー目黒には霊安室がありません。
そのため、ご自宅での安置が難しい場合は、提携する外部の安置施設を利用する必要があります。

安置施設の概要

• 預け入れ可能時間
  24時間365日

• 利用料金の目安
  1日あたり約9,900円

自宅に戻せない事情がある場合でも、柔軟に対応できる体制が整っています。

セレモニー目黒の駐車場と公共交通機関での行き方

車での来場は可能ですが、駐車スペースが限られているため注意が必要です。
参列者や会葬者は、できるだけ電車やバスなどの公共交通機関を利用するのが無難です。

【電車】

• 東急東横線「都立大学駅」北口から徒歩7分

【バス】

• 「八雲一丁目」バス停から徒歩すぐ（複数路線あり）

【車】

• 都道318号を使えば周辺の火葬場や主要道路への接続もスムーズです

親族車両や葬儀関係者には専用駐車場がありますが、一般の方は利用できないため事前の案内が必要です。

セレモニー目黒の葬儀プランと費用の目安

セレモニー目黒では、火葬のみのシンプルなプランから、通夜と告別式を行う家族葬まで対応しています。
それぞれのプランには特徴があり、参列人数やご家族の意向に合わせて選択可能です。

直葬（火葬式）の特徴と流れ

直葬は、式を行わずに火葬のみを行う最も簡素な葬儀形式です。
費用を抑えたい方や、故人の遺志により儀式を望まない場合に選ばれることが多くなっています。

主な流れ

• ご安置から火葬場への搬送

• 火葬炉前でのお別れ

• 火葬、収骨

参列者はごく親しい親族5名ほどに限られることが一般的です。
セレモニー目黒には火葬炉がないため、火葬は桐ヶ谷斎場などの近隣火葬場で行われます。

特徴

• 所要時間約2〜3時間

• 宗教者を呼ばないケースが多い

• 最も費用を抑えられる形式

必要最低限のお別れの場を持ちつつ、経済的負担を減らせることが大きなメリットです。

一日葬のメリットと注意点

一日葬は、通夜を行わず、告別式と火葬のみを1日で執り行う形式です。
通夜の準備や宿泊を避けたい方に選ばれています。

メリット

• 日程が1日で完結する

• 通夜にかかる費用が不要

• 忙しいご家族や高齢者にとって負担が少ない

注意点

• 一部の宗派では通夜を省くことを快く思わないこともあります

• お坊さんを呼ぶ場合は、読経などのスケジュールがタイトになることがあります

花祭壇を使った格式ある演出も可能で、式としての質は十分に保てます。
シンプルながらも心のこもったお別れができます。

家族葬のプランと特徴

家族葬は、通夜と告別式を2日間にわたって行う一般的な葬儀形式です。
親族やごく親しい友人など、限られた人たちだけで故人を見送ります。

特徴

• 通夜と告別式の両方を実施

• 15～30名程度の参列が目安

• 通夜振る舞いや返礼品なども用意される

通夜の後には会食を設けることも可能です。
洋室会食場は30席まで対応でき、和やかな時間を共有できます。

事前に準備する内容が多いため、式場や火葬場の空き状況によって日程が延びることもあります。
計画的な手配が必要です。

一般葬に対応しているか

セレモニー目黒では一般葬にも対応しています。
ただし、大規模な社葬や合同葬などには対応していません。
施設の規模や構造上、42席までが上限となっています。

一般葬の対象例

• ご親族＋勤務先関係者

• ご近所の方々も含めた地域葬

• 中規模の個人葬

式場は2室のみのため、同時に複数葬儀を行うことはできません。
その分、静かで落ち着いた環境で葬儀に集中できます。

プラン共通で含まれるサービス内容

いずれのプランにも、葬儀に必要な基本サービスが含まれています。
追加料金が発生しないよう、最初からパッケージに組み込まれている点も安心です。

主なサービス内容

• 寝台車と霊柩車の手配

• 式場費用

• 火葬料・骨壺・遺影写真

• ドライアイス処置（複数回分）

• 白木位牌や白装束

• 司会進行・受付用品・人件費

• 死亡届などの手続き代行

参列人数に応じた料理や返礼品もプランに含まれており、追加で準備する必要がほとんどありません。

葬儀費用の目安と追加費用がかかるケース

セレモニー目黒を利用した葬儀の費用は、民間の斎場より抑えられる傾向にあります。
目黒区民の場合、施設使用料が特別料金で提供されるためです。

費用の目安（プラン別）

• 直葬（火葬式）
  最も安価

• 一日葬
  中間程度

• 家族葬
  やや高め

• 一般葬
  人数により変動

※具体的な金額は各葬儀社に確認が必要です

追加費用が発生しやすいケース

• 飲み物やお菓子などの飲食物

• 供花や花輪

• 宗教者へのお布施

• 霊安室の利用料（1日単位）

• 予定人数を超える追加対応

必要に応じて柔軟に調整可能ですが、事前に相談しておくと安心です。

セレモニー目黒に会員制度がない理由

セレモニー目黒は目黒区が運営する公営施設のため、独自の会員制度は設けていません。
誰でも公平に利用できることを重視しており、事前の登録や費用の発生は不要です。

代わりに、目黒区民であることを証明すれば、施設使用料が大幅に割引されます。
この区民料金制度こそが、実質的な特典となっています。

区民料金の対象者

• 故人が目黒区民の場合

• 喪主や施主が目黒区民の場合

この条件を満たすと、他の民間斎場と比べて大きな経済的メリットが得られます。

セレモニー目黒から近い火葬場

セレモニー目黒には火葬設備がないため、火葬を行う際は近隣の火葬場の利用が必要です。
目黒区周辺には複数の火葬場があり、それぞれ特徴や料金体系が異なります。

桐ヶ谷斎場

桐ヶ谷斎場は、セレモニー目黒を利用する方の多くが選ぶ火葬場です。
品川区西五反田に位置し、火葬場と葬儀式場が同じ施設内にあるため利便性が高い点が特徴です。

基本情報

• 所在地
  東京都品川区西五反田5-32-20

• アクセス
  都道318号線を利用し、車で約18分

• 駐車場
  90台分あり

• 管理運営
  東京博善株式会社

火葬設備

• 火葬炉完備（詳細な台数は非公開）

• 火葬料金はプランにより異なり、特別室・最上等などの種類があります

• 施設内に霊安室もあり、安置施設としての利用も可能

親族控室と会食スペース

• 火葬の待ち時間に利用できる控室あり

• バリアフリー対応、エレベーター設置

• ご高齢の方にも優しい設計

特徴

• セレモニー目黒からの距離が最短

• 都心部に位置しながら駐車台数が多い

• 式場との連携がスムーズなため、当日の移動が少なく済む

急な予定変更にも柔軟に対応できる利便性の高さが、選ばれる理由です。

臨海斎場

臨海斎場は、大田区にある公営の火葬場併設施設です。
目黒区を含む5つの区が共同で運営しているため、目黒区民は割安な料金で利用できます。

基本情報

• 所在地
  東京都大田区東海1-3-1

• 管理団体
  臨海部広域斎場組合（港区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区）

• アクセス
  都道318号経由で車約33分

• 駐車場
  50台分あり

利用条件

• 組合区民（目黒区民を含む）は火葬料・式場使用料が割安

• 居住地域に関係なく利用可能（組合外住民は別料金）

設備情報

• 火葬炉完備

• 安置室・控室・会葬者待合室あり

• 会場はバリアフリー設計

• 控室や会食スペースも清潔で落ち着いた雰囲気

特徴

• 目黒区民にとってはコストパフォーマンスが高い

• 公営施設ならではの安心感と公平性

• キャッシュレス決済にも対応しているため便利

事前に予約をしておくことで、スムーズに利用できます。

代々幡斎場

渋谷区にある代々幡斎場は、火葬場と式場を備えた総合斎場です。
世田谷区や中野区などからの利用も多く、宗教・宗派を問わず利用できる点が特徴です。

基本情報

• 所在地
  東京都渋谷区西原2-42-1

• アクセス
  都道318号を利用し、車で約35分

• 管理運営
  東京博善株式会社

• 駐車場
  敷地内にあり（台数は限定）

設備情報

• 火葬炉完備

• 控室や安置室、待合室を複数用意

• 火葬中の待機場所も確保されており、快適に過ごせる設計

対応宗教形式

• 仏式・神式・キリスト教式・無宗教など幅広く対応

• 創価学会友人葬にも対応

特徴

• 都心にありながら静かな環境

• 他の東京博善の施設と同様、サービスの質が高い

• セレモニー目黒からもアクセス可能な範囲

日程によっては混み合うこともあるため、早めの予約がおすすめです。

堀ノ内斎場

杉並区にある堀ノ内斎場は、火葬と葬儀の両方を行える施設です。
セレモニー目黒からは少し距離がありますが、安定したサービスと整った設備で支持を集めています。

基本情報

• 所在地
  東京都杉並区梅里1-2-27

• アクセス
  車で約40分（交通状況により変動）

• 最寄り駅
  東京メトロ丸ノ内線「新高円寺駅」徒歩8分

• 駐車場
  完備（台数に限りあり）

設備概要

• 火葬炉8基、冷蔵保棺室あり

• 控室、待合室、宿泊可能な部屋も用意

• バリアフリー設計で移動もスムーズ

特徴

• 最大100名規模の葬儀にも対応

• 高い設備充実度

• セレモニー目黒からの利用も現実的な選択肢

式の規模によっては、堀ノ内斎場の活用も検討できます。

セレモニー目黒の利用方法

セレモニー目黒をスムーズに利用するためには、事前の相談や緊急時の連絡方法を知っておくことが安心につながります。

事前に相談する場合の流れ

葬儀について前もって考えておきたい方には、事前相談をおすすめします。
「どのような形式が良いか」「費用はどのくらいかかるか」「必要な準備は何か」などを確認することで、いざという時に慌てず対応できます。

事前相談のメリット

• 費用や段取りを把握できる

• 家族で葬儀の内容を共有できる

• 希望の式場や日程を確保しやすい

• 安置場所や宗教形式など希望を整理できる

相談時に確認しておくべき情報

• 故人や喪主の住所（目黒区民かどうか）

• 希望する葬儀形式（直葬、一日葬、家族葬など）

• 想定する参列者数

• 宗教・宗派の有無

• 式場と火葬場の希望

セレモニー目黒自体には専属の相談窓口はありません。
そのため、葬儀社を通して相談を進める形になります。

電話での相談方法
利用を希望する葬儀社に直接電話をかけ、「セレモニー目黒で葬儀をしたい」と伝えます。
その際に上記のような基本情報を共有すると、案内がスムーズです。
資料請求や見積もり依頼も電話で受け付けてくれる場合が多いです。

家族が病院で亡くなったあとに連絡する場合

もしもご家族が病院で亡くなられた場合は、すぐに斎場を予約する必要があります。
セレモニー目黒は公営施設のため、民間の葬儀社を通して予約・手配を行うのが一般的です。

病院で亡くなった後の流れ

1. 医師から死亡診断書を受け取る

2. 葬儀社に電話をかける

3. 故人を搬送（安置施設や自宅へ）

4. セレモニー目黒の式場・日程を手配

5. 火葬場を予約し、葬儀の内容を決定

セレモニー目黒には霊安室がないため、自宅での安置が難しい場合は、提携している霊安施設へ搬送されます。
安置施設は24時間365日対応しており、1日単位での利用が可能です。

電話連絡時に伝える内容

• 故人の氏名・年齢

• 死亡した場所（病院名など）

• 搬送先の希望（自宅または安置施設）

• 喪主の氏名・連絡先

• 希望する葬儀の形式

このとき、喪主またはご家族が目黒区民であるかどうかも伝えると、区民料金の対象となるかどうかが確認されます。

注意点

• セレモニー目黒は事前予約制です

• 希望する日程がすぐに取れないこともあります

• 火葬場の混雑具合によっても日程が変動する可能性があります

事前に候補日や希望の火葬場を複数考えておくと、スムーズに進行できます。